こんにちは!保活サポート部のともちんです。
7月18日に、第4回目となる保活イベントを開催いたしました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
自治体が募集している認可保育園等は秋に入園申し込みが開始されることが多いですが、施設に直接申し込む「認可外保育施設」は施設が入園者を選考するので、施設によっては先着順で見学に行ったら数十人待ち(!)なんてこともザラにあります。
保活激戦区だと、希望していた認可園に全落ちしてしまうという事態もあり得るので、早めに行動して、「認可外保育施設」という選択肢を確保しておきたいですよね。
今回は「認可外ってどうなの!?どんなスケジュールで動く?実際通ってどう?」と題しまして、認可外保育施設に分類される認証保育園に通う2人のママの保活体験談を中心にお話ししていただきました。
夏に里帰り出産。保活開始は10月から。
昨年8月に第一子を出産しました。
7月頭から里帰り出産をしたため、出産前は保活のことはあまり考えておらず、里帰り出産から戻ってくる10月頃から考えようと思っていて、見学などもしていませんでした。
入園案内を読んでもよくわからなかったため、とりあえず見学に行こうと11月頃に初めて認可園の見学に行きました。
その際に園の先生から0歳児入園は厳しいという話を聞いて、初めて危機感を覚え、区の保育課に相談に行きました。
0歳児入園も厳しい!?認可外も視野に入れることに
保育課の方から、私が住んでいる地域は激戦区であること、入園を希望している人数に対して園が少ないため0歳児入園はかなり厳しいと言われました。
0歳児入園がダメだったら1歳児入園でもいいかなと思っていましたが、0歳児入園より1歳児入園はもっと難しいと言われて驚きました。
Tips!
各保育園・クラスごとに入所できた人の最低指数が何点だったのかという資料が公開されているのですが、0歳児クラスと比べると1歳児クラスは最低指数が高い園が多かったです。
保育課の方から、①私が住んでいる地域は共働きフルタイム・祖父母別居という家庭がほとんどのため、選考で差がつきにくいこと、②現在通っている園を今年度で卒園する場合や、3か月以上保育施設に預けて働いた実績がある場合などは選考で優先される要素(調整指数)に該当するため、まずは0歳児クラスでどこかに入園させることを優先して考えるほうがいいとアドバイスをいただきました。
私もその通りだと思ったので、認可園だけではなく、認可外も視野に入れることにしました。
隣の区だけど、家から近い認証保育園(認可外)を発見!
認可外を調べ始めて困ったことは、どこにもまとまった情報が掲載されていないことでした。
Googleマップで近所の保育園を検索するなどして調べるうちに、現在通っている認証保育園(認可外)を見つけました。
隣の区ではありますが、私の家がちょうど区堺にあるため、①家との距離が徒歩4~5分とかなり近いこと、②認可園は区外からの申し込みだと優先順位が低くなってしまいますが、認可外はそのようなことはないということから、入園候補に挙がりました。
専願優先のため、認可園は申し込まず、その園のみを申し込むことに
認可外は夏頃から募集する園もありますが、現在通っている園は、12月頭に募集締切で、12月下旬に入園結果発表というスケジュールでした。(2月の認可園の結果発表を待たずに入園合否が分かるのでかなり早いケース)
そのため、まずこの園に申し込んでみて、ダメだったら次の園を考えるというスケジュールが立てられそうだったため、この園に申し込んでみようと思いました。
申込方法を調べると、専願(この園だけに申し込んでいる人)を優先して選考するということだったので、認可園への入園申請もせず、この園に専願で申し込みをしました。
専願で申し込むのはかなり勇気がいりましたが、結果がダメだったとしても、①認可園の2次募集に間に合うこと、②サブ候補として考えていた企業主導型保育所(認可外)があることから専願で申し込みをしようと思いました。
Tips!
専願(単願):その園だけに入園申請をしている状況
併願:他の園にも入園申請をしている状況
認可外だと園独自に入園者を選考するため、「専願」を優先する園があります。
作文を入園申請時に提出!?
入園申請書類は、基本的な情報を記載する書類と作文の2種類のみでした。
作文は、「我が家の子育て」というタイトルで、園の育児方針と一致している点を中心にあなたの家の子育てについて400文字以内に述べてくださいというものでした。
選考方法は公開されていませんが、恐らくその作文の出来によるのではないかと思いました。
我が家では、夫が文案を考えて、私が清書という分担で作成しました。
その後、無事に年内に入園できることになりました。
入園してみたら…とても良かった!
1つ目は、余裕をもって慣らし保育ができるという点です。
認可園だと遅くともこの日までに復職しなければいけないという日が決まっていますが(多くの自治体が入園月の月末か、入園月の翌月初日まで)、認可外はそのような決まりはありません。
私が通っている園では、慣らし保育は10日間程度必要ということでしたが、園の先生の話によるとGWでしばらく園に行かないとリセットしてしまうということだったので、余裕をみて5月中旬に復職しました。
2つ目は、手厚い人員体制であるという点です。
0歳児クラスは、園児2人に対して先生1人が配置されていているので、子供の様子をよく見てくれているし、すごく安心しています。
3点目は、園庭はないけれど、毎日お散歩があり、雨の日は室内遊びを工夫してくれている点です。
正直、低月齢のうちはあまりバタバタと歩き回ることもないと思うので、園庭の有無は考えなくても良いと感じました。
「認可外」という呼び名からマイナスのイメージを持っていましたが、入園してみたら全然そんなことはなく、子供が楽しそうに通っているので、結果としては入園してとても良かったです。
ただ、2歳児クラスまでの園なので、その後、再度保活をしなければなりません。
その際は、保育課の方が言っていた選考で優先される要素(現在通っている園を今年度で卒園する場合・3か月以上保育施設に預けて働いた実績がある場合)に該当するので、スムーズな保活ができればいいなと思っています。
(注)保育指数や同一指数の場合の優先基準は、自治体によって異なります。お住まいの自治体の基準をご確認ください。
引っ越し先は保活激戦区!?妊娠中から保活スタート
私は数年前に、当時は都内でワースト3に入る保活激戦区で保活を経験しました。
保活激戦区ということは引越ししてきて初めて知り、とてもショックでした。
しかし、絶対に復職しなければならないと会社から言われていたので、妊娠中だった6月頃から情報収集を開始しました。
Tips!
待機児童がかなり多いので認可園は受からないだろうという予測を立て、早速、認可外から情報収集・見学を開始しました。
私は省エネタイプなので、当時認証園が30園ほどありましたが、見学しないと申し込めない園にしか見学に行きませんでした。
本当は全ての園に見学に行ったほうが良いとは思いますが、見学必須の園だけでも10園程はあったので、それらの園を周るだけで精一杯でした。
また、夏頃に先着順で申し込める園が3園あることに気が付きました。
うち2園は既に定員オーバーでしたが、1園はまだ申し込みを受け付けていたので、すぐ申し込みをしました。
入園金が8万円かかりましたが、認可園が全落ちしても大丈夫という安心感を得ることができました。
認可園は予想通り全落ち。認可外は3園から内定をもらう
認可園の入園申請は10月頃でしたが、認可園は1園も見学に行かずに申し込みをしました。
希望園は8園まで申し込みが可能だったので、8園全てに希望を出しましたが、予想通り全落ちでした。(2次・3次募集もNG)
その後、申し込んでいた認可外30園中3園から内定連絡をもらいました。
その中から、名前がよく通っていた認証保育園(見学には行っていない)に入園を決めました。
Tips!
認可外保育施設の探し方ですが、私が住んでいる自治体のHPに「認可外保育施設一覧(ベビーホテル)(東京都福祉保健局ホームページ)」のリンクが掲載されていたので、そこから探しました。
でも、一覧には多くの認可外保育施設が掲載されているので、どうやって選べばいいのか迷いますよね。
国の「認可外保育施設指導監督基準」の項目を満たしていた施設に対して、「認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書」を交付しているので、「証明書」の項目が「有」になっている園がオススメです。
入園してみたら…すごく良かった!
現在通っている認証園は、園庭もなく、隣駅にあります。でも、入園してみたらとても良かったです。
園庭はありませんが、保育園の敷地内外に少し遊べるスペースがあり、そこで遊んでいるようです。
0~2歳までの小さい子だと、広い園庭がなくても、2・3畳のスペースで遊べちゃうんですよね。
そのスペースも活用しつつ、近くに大きい公園があるので、よくお散歩に行っているそうです。
また、先生たちの対応がとても丁寧です。例えば子供が怪我をした際に、その時の状況や原因、それに対する再発防止策を園長先生がきちんと説明してくれるので、とても信頼できるなと感じています。
また、認証園は「保育の必要性の認定」が不要なので、働いていなくても預けることができます。
私は仕事を辞めた時があったので、とても助かりました。
認可園だったら、その月中に就職しないと退園になっていたと思います。(各自治体の規定によって異なります。)
認証園は、各園で独自に選考を行っているので、どのように選考しているのか聞いていただき、皆さんの選択肢の一つに加えていただけたらと思います。
私は失礼ながら、認可外は認可園に落選した際に通う園というイメージがありましたが、保活体験談を伺って、「認可外」だからといって必ずしも認可園に劣っているわけではないし、働いていなくても預けることができるなど融通が利く部分も多いなと感じました。
保活で大切なのは、「認可」「認可外」という施設類型ではなく、その家庭・子供に合った園を見つけて入園できることだと思います。
次回は、保活サポート部初の公開イベントを開催します。ぜひ、ご参加ください♪
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